みなさま、臨床美術ってご存知ですか？

絵などの作品を楽しみながら作ることで、脳を活性化させる、アートセラピーの１つだそうです。

なんと、年齢の制限もなく、高齢者の介護予防や認知症の予防・症状改善、働く人のストレス緩和、子供の感性教育などに効果が期待できるそうです。

今日は、この西尾久で、臨床美術が行われました！

先生は、ここのご入居者様の息子様です！

ちょっと、そのご様子をご紹介いたします。

「まずは、線を引いてみましょう」

と、いろんな線を描きます。

普通の線、力をグッと入れて描く線、曲がりくねった線など。

「では、今日は、リンゴをみなさんで描いてみましょう」

「えっ？いきなり？」って思いますよね？違うんです！

「まずは、手に取って、触って、匂いを嗅いでみてください」

「甘い匂いね～。」「おいしそう。」などなど、みなさま楽しそう♡

「切ってみますね。中はこんな色です」

「では、まずは、中身から描きましょう。種がだんだん大きく実になることを想像しながら描いていきます」

「えっ？種から？」「輪郭からじゃないの？」みなさま、「こんな描き方をしたのは初めて！」とまどいながらも描いていくと・・・

「蜜があるところ、酸っぱそうなところなど、色を重ねて描いてみてください」

「緑かしら、オレンジかしら」だんだん、みなさまも集中していきます。

「では、皮をかぶせていきます。虫食いのところ、傷がついているところ、影など、色ををかぶせて描いていきましょう」

このころには、もう、夢中！

「なんだなんだ？」と、やじうまも集まりだします。(笑)

「では、収穫します！」と描いたリンゴをハサミで切り抜きます。

「次は、出荷します！」とベビーパウダーが。

なんと！ツヤ出しに使うんです！

「最後にお店に陳列する為に、綺麗に飾りつけましょう」

完成！！

絵が苦手とおっしゃってたみなさまが、こんなに素敵な作品を作りました！

楽しかったわ！またやりましょうね！

あの、苦手意識いっぱいの不安気な様子が嘘のよう。

みなさま、とってもいい笑顔になりました。

臨床美術、みなさまも、是非、体験してみてください！

※あ、ちなみに、子供も一緒にやったのですが、子供は本当に自由に楽しそうにやっていましたよ！

グループホームみんなの家・西尾久より