グループホームみんなの家・西尾久
若者へ届け!!
こんにちは。
みなさんは、認知症サポーターって、ご存知ですか?
ご存知の方も多いとは思いますが・・・
認知症キャラバンメイトが実施する認知症サポーター養成講座を受講・修了した人のことです。
そして、認知症を正しく理解し、認知症の人や、その人を取り巻く家族の、良き理解者となる存在です。(*^^)v
と、いうことで、3/6(水)、尾久八幡中学校の3年生を対象にした、認知症サポーター養成講座に、わたくし、藤橋が参加してきましたので、その様子をご紹介します!
まずは、DVD視聴と講義から
講義の中で、1番盛り上がったのは、5つのイラストを覚えてもらうところでした。
長谷川式のテストを、少し体験して頂く為に、5つのイラストを出し覚えてもらってから、しばら~く講義を聞いてもらいます。
その後、「さあ、さっきの5つ覚えていますか?」と尋ねる。
すると、たくさんの手が上がり、さすがですね!スラスラ~と答えてくれました。
でも、中には、4つまでしか思い出せない人もいて・・・、そんな人には、認知症の方の気持ちが少し理解してもらえたかな?って思いました。
そして、認知症クイズ
○ × のクイズで、挙手で参加して頂きました。
答えが見事に割れる問題もあり、生徒さん、一人一人が考えて参加して下さっていることを感じることができました。
なんといっても、1番盛り上がったのは、寸劇でした。
ストーリーは・・・
元中学校の校長先生だったというおじいちゃんが、「学校に行かなくちゃ」と身支度して外へ出かけてしまいます。
おばあちゃんと、孫が、その後をそっとついて歩き、頃合いをみておばあちゃんが「今日は日曜日で学校お休みね」と声をかけ、3人で一緒にお家へ帰るというお話です。
元校長先生役を演じて下さった八幡中学校の先生も、孫の役を演じて下さった演劇部の生徒さんも、本当に名演技で、生徒さん達は大盛り上がりでした!
最後に、認知症と診断されたご本人である、丹野智文さんからのメッセージ動画
これは、私が担当させて頂きました。
丹野さんは、39歳で認知症と診断され、現在は、40歳前半。
家族や会社の方に支えられ、現在も、同じ会社で働き、自宅で生活を続けています。
そして、その傍ら、いろんな方へメッセージを伝えたり、講演をしたり、認知症の方の相談を受ける会を開いたりと活躍をされていらっしゃいます。
ご本人が語る、約5分間の動画。
『認知症の人が、間違えたり、失敗したりしても、怒ったり、否定したりしないで、優しく教えてください』
『僕も認知症ですが、認知症の人を支えたいです』
などのメッセージ。
中学3年生のみなさん、しっかりと顔をあげて、集中して見て下さっていました。
この後の質疑応答で
『認知症を予防する訓練の方法は?』
『どうして認知症の方が増えてきたのか?』
『最年少の患者さんは何歳?』
などのたくさんの質問を頂き、何かを届けることができたのかなと思えた、90分間でした。
この講座を開いているのは、尾久キャラバンメイトの会「元気かい」です。
ここグループホームみんなの家・西尾久には3人のメイトがいます。
そして、『認知症になっても大丈夫』と思える地域を作るために、認知症サポーター養成講座の開催や介護者教室など、「元気かい」の方々と一緒に様々な活動をしています。
中学生や小学生といった、これからの世代の子供たちにも、認知症に関する、正しい知識と理解を広めていきたいと思っていますので、みなさま、応援よろしくお願いいたします!
グループホームみんなの家・西尾久
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