志木市高齢者あんしん相談センターせせらぎ
新宿エルタワー 研修報告
所長の飯田です。
4月20日(土)、日本成年後見法学会主催、元イングランド保護裁判所上席裁判官Denzil Lush先生の講演会に参加してきました。
講演前、司法書士の大貫先生と「信託」について、お話させていただく機会があり、大変勉強になりました。
本当にありがとうございます。
さて!今回、私が勉強してきましたテーマは、『任意後見や信託等の濫用事例』についてです。
何だか難しそうですよね・・ いや!本当に難しかったんです!!通訳はありましたが、資料はすべて英字なため、用語を理解するのにスマホで翻訳しながら・・とても苦労しました(^_^;)
本来、後見人は本人の財産の維持・管理しなければならない立場ですが、近年は親族後見人などによる不正なども発覚するするようになりました。
後見人によって、財産が横領されると、本人が被害を受けるだけではなく、成年後見制度自体の信用がなくなってしまいますね。
そこで、この問題を解決するために、近年、「信託」という制度が開始されたのですが、「信託」は、信託銀行など、本人の大切な財産を信頼できる人に信託することで、本人の財産を安全に管理する制度ですが、終盤、Lush先生より、家族の「信託」の危険性について言及・・・。受託者に家族がなると「監督」する人がいなくなるため、避けるべきとの説明がなされました。
まだまだ勉強不足ですが、私自身、もっと深く学びたい分野でもあります。
「信託」については、今後も情報発信していければと思います。
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