テーブルにかわいい色鉛筆セットと白色えんぴつ、

白と黒の画用紙が置かれ、

”今日はなんだろうねェ”

先生から、

”白の紙は下敷き替わりで黒の紙のほうを使います”

”黒の紙に別に配った白色えんぴつで

　虫が這っているようにクネクネジグザグに

　なみなみに描いてみてください。これが

　何になるか今は言いませんけど、後のお楽しみです”

皆様、思い思いに線を描いて、

”これでいいのかねぇ”

”あってるのかしら？”

”では皆様、今からハサミを配りますので、

　その描いた線の上を切ってください”

”切れるかしら？”

”何になるのかしら？”

などと言いながら皆様器用にカットしていきます。

”では、切られた紙の小さい方を使います。

　これは山になります”

”夜の山なみです。この夜に色を塗って

　朝日、夕日の山に変えてみてください”

”エーッ！”

”だったら山みたいに描いたのに～できるかしら？”

”先に言っちゃうと皆さん山の形に切ってしまうので

　言わなかったんですねぇ～♪”

”どうしようかしら？”

”何色がいいかしら？”

塗りはじめは話し声が多かったのにだんだん集中され

真剣モード突入！

夜明けの山．．．

花火の夜のような山．．．

山ではなく白波に見えるような海景色など

どれも見事な作品ばかり！

先生から絶賛のアラシ！

”すてきねぇ”

”きれいねぇ”

”上手ねぇ”

”本当に色々な事をさせて貰えて楽しいねェ♪”

大満足の臨床美術でした。

また来月もお楽しみに！