グループホームみんなの家・横浜茅ヶ崎東2
頭の体操
皆さまこんにちは!
グループホームみんなの家・横浜茅ヶ崎東2の介護ブログです。
認知症の診断ツールの一種で「長谷川スケール」というメソッドがあるのをご存じでしょうか。
「桜・猫・電車」など関連のない3つの言葉を覚えてもらい、時間をおいてその言葉を言ってもらう、野菜の名前を思いつく限り述べてもらいその数で診断するなどいくつかの質問をして、その解答によって認知症の診断をする、日本ではおそらくもっともポピュラーな認知症の判断基準です。
その中の一つに「100から順番に7を引いていく」というのがあります。
93,86,79…というのが答えですが、7っていう数字が食わせ物ですよね。それぞれの数字に関連性がないし、本当に頭の中で計算しなければいけません。さて、当ホームの毎日のレクリエーションは基本は体操です。若い人でもそうですが、体は日々動かしていないと筋力は衰え、可動域が狭くなり、動かないとお腹もすかないので食事量が減り、活力がなくなり身体を動かさなくなる、という負のスパイラルを防ぐのに運動は不可欠です。
でも体だけでなく、時々は頭の体操もしないと脳も活性化しません。
今日は大きな紙を使って、簡単な計算問題をやっていただきました。
「そろばんがあったほうが早いわ」というような手つきです。ひょっとしたら体で覚えたそろばんのほうがずっと得意って人もいるかもしれません。
この間実家で見つけたので、今度持ってきますね。
冒頭でご紹介した長谷川スケールですが、実はこれ、完璧な診断材料にはなりません。もともと数字に強い人は認知症になられても計算は早いかもしれませんし、お料理を全然しない人よりも認知症になられたお母さんのほうが野菜の種類は言えるかもしれません。
でも頭も体も使わないとどんどん衰えていくのは事実です。
これからも体と頭を動かして、衰えることを防ぐお手伝いをしていきたいと思います。
以上、認知症に寄り添い、ご家族と共に支えるグループホームみんなの家・横浜茅ヶ崎東2からお知らせいたしました。
次回もお楽しみに!
