志木市高齢者あんしん相談センターせせらぎ
志木市の事業のご案内です
皆さんこんにちは。せせらぎ看護師辻です。今日も元気いっぱい働いております。
何故元気いっぱいかというと・・
よく食べ(よく噛みます)、よくしゃべって、よく笑っているからだと思います。ついでに、よく寝てます(笑)
そうはいっても、たまには体調不良で休むこともありますが(その都度せせらぎの皆さんに迷惑かけてます)、
基本的には元気だと自負しています。
なぜそんな話をするかというと、志木市で行われている事業を紹介したいからです!!
今月それぞれ1名ずつ利用しましたので事例を交えて紹介します。
「よく食べる、よく噛む」=栄養あっぷ訪問事業
今回「便秘」で困っている~といった方にこの事業をお勧めして管理栄養士さんと一緒に訪問させていただきました。
普段の食事内容を聞いた上で、食生活をどう改善すれば便秘解消になるかを細かく教えてもらいました。
今回の対象者は、タンパク質(肉、魚、卵、チーズ等)は十分摂れているが、野菜の量が少し不足していることがわかりました。
便のかさを増やすためにはもう少し野菜を取ることが必要です。
買ってきたお惣菜(ひじき豆などを食べていると言っていたので)に細かく刻んで小松菜などの葉物をプラスする。
納豆に刻んだほうれん草を入れる(これは「納豆は嫌い~」と言われてしまいました)。
野菜以外にも、キノコ類を積極的に取り入れる。えのき、シメジなどの石づきをとってレンジでチン。
ポン酢を少し垂らして食べるとよいそうです。
個人の食生活の聞き取り方、具体的なアドバイスは管理栄養士さんならでは。聞いている私も勉強になります。
話を聞いた後本人から「今日は大根をゆでてみようかな。だしの味だけでもおいしくできるって言ってたわね」
と塩分にも気を付けながら野菜を食べようという前向きなコメントを頂きました。
「よく噛む、よくしゃべる、よく笑う」=お口はつらつ訪問支援事業
80代の夫婦二人暮らし。ご主人は受診以外外出せずTVを見たりクロスワードをやって過ごしています。
最近「人と会話していない」「むせこみが多くなった」というのでこの事業を進めて歯科衛生士さんと訪問することになりました。
歯科衛生士さんの口腔内を確認してくれて、入れ歯の手入れは出来ていたが残っている歯の掃除は不十分ということがわかりました。
今後残っている歯を守るためには歯科受診することを勧められましたが歯科衛生士さんの訪問は、虫歯や歯周病の治療ではありません。
お口の機能を維持したり歯周病を予防するために普段何を意識すればよいかを一緒に考えることです。
話をしないと口、喉周りの筋力が低下しむせ込みや誤嚥に繋がるので・・(本人も十分理解しています)
「パ」「タ」「カ」1文字ずつ口と舌を大きく動かしての発声を行いました。
こんなに大きな声ではっきり言えるのねとこちらが感心するほどしっかり発声できるようになりました。
背筋を伸ばして肺にしっかり空気を入れることを意識するだけでも声の大きさなどは変わってきます。
もう一つ、早口言葉をゆっくりはっきり言う練習をしました。紛らわしい表現を一語一句正確に・・意外と難しいです。
途中で洗面所に行き歯磨きの仕方を教わってきたのですが、本人から「できていると思っていたけど十分じゃなかったんだな」
「今口の中がさっぱりしているよ」という感想を頂きました。
普段話をしないと言っていましたが、訪問中はたくさん会話をしとてもイキイキとしていました。
1時間の中で本人にとっても変化を感じられる有意義な時間となったのではないかと思います。
この2つの事業は志木市在住の65歳以上の方なら無料で1回受けられます。
要支援認定を受けている方は別プログラムで1回300円で3回程度訪問してもらえます。
食事とお口のケアは生きていくうえで本当に重要です。今の状態の振り返りと今後どうしたらいいかを考えるために
是非気軽に活用してほしい事業です。集団指導よりも個別指導の方が内容が理解しやすいし生活にそのまま生かせると思います。
申込み窓口は市内の各高齢者あんしん相談センターとなっております。
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